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Linux - 環境変数

env

エンヴ(シェル環境設定

意味 環境変数の表示と設定


envとは?

envはLinuxシェルで使用するコマンドで、現在の環境変数を表示したり、一時的に環境変数を設定してコマンドを実行したりするのに使います。システムの設定状況を確認したり、特定の環境下でプログラムを実行する際に便利です。

envの具体的な使い方

環境変数表示と一時的な設定

$ env | grep PATH
$ env PATH=$PATH:/tmp python3 -c "import os; print(os.environ['PATH'])"

👇出力結果

/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin
/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/tmp

この例では、まず現在のPATH環境変数を表示しています。次に、envコマンドを使用して一時的にPATHに/tmpを追加し、その状態でPythonスクリプトを実行してPATHの値を確認しています。これにより、一時的な環境変数の変更と、その効果を確認できます。

envに関するよくある質問

Q. envとexportの違いは何ですか?
A. envは一時的に環境変数を設定してコマンドを実行しますが、その変更は現在のシェルセッションには反映されません。一方、exportは現在のシェルセッションとその子プロセスに対して環境変数を設定します。
Q. envで設定した変数は永続的ですか?
A. いいえ、envで設定した環境変数は一時的なもので、指定したコマンドの実行中のみ有効です。シェルセッション全体や次回のログイン時には反映されません。
Q. envコマンドの主な用途は何ですか?
A. envコマンドの主な用途は以下の通りです:1) 現在の環境変数の一覧表示、2) 特定の環境設定下でのコマンド実行、3) スクリプトやプログラムのデバッグ時に環境変数の確認、4) 異なる環境設定でのアプリケーションのテスト。

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