||

パイパイ（テキスト処理とシェル）

意味コマンドの代替実行

||とは？

||はLinuxシェルで使用される演算子で、複数のコマンドを連結します。左側のコマンドが失敗（終了ステータスが0以外）した場合にのみ、右側のコマンドが実行されます。これにより、一つのコマンドが失敗した場合の代替手段を提供します。

||の具体的な使い方

コマンド失敗時の代替動作

$ grep 'パターン' ファイル.txt || echo 'パターンが見つかりませんでした'

👇出力結果

パターンが見つかりませんでした

この例では、'ファイル.txt'内で'パターン'を検索します。パターンが見つからない場合（grepが失敗した場合）、'パターンが見つかりませんでした'というメッセージが表示されます。これは、コマンドが失敗した場合のエラーメッセージや代替動作を指定するのに便利です。

複数の代替コマンド

$ command1 || command2 || command3 || echo "すべてのコマンドが失敗しました"

この例では、複数のコマンドを||で連結しています。最初に成功したコマンドで実行が停止し、すべてのコマンドが失敗した場合にのみ最後のechoが実行されます。これは複数の代替手段を順番に試す場合に便利です。

||に関するよくある質問

Q. ||と&&の違いは何ですか？

A. ||は左側のコマンドが失敗した場合に右側のコマンドを実行しますが、&&は左側のコマンドが成功した場合に右側のコマンドを実行します。

Q. ||はエラーハンドリングに使える？

A. はい、||はエラーハンドリングに適しています。左側のコマンドが失敗した場合の代替動作や、エラーメッセージの表示などに使用できます。

Q. ||を複数回使用することは可能？

A. はい、複数の||を連続して使用することができます。最初に成功したコマンドで実行が停止します。

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