&

アンパサンド（テキスト処理とシェル）

意味コマンドをバックグラウンドで実行

&とは？

&（アンパサンド）は、Linuxのシェルでコマンドの後ろに付けることで、そのコマンドをバックグラウンドで実行するための記号です。バックグラウンド実行とは、コマンドを裏で動かしながら、別の作業を続けられるようにすることです。

&の具体的な使い方

バックグラウンド実行と進捗確認

$ sleep 10 &
$ jobs

👇出力結果

[1]+  Running                 sleep 10 &

この例では、'sleep 10'コマンドをバックグラウンドで実行し、すぐに制御が戻ります。その後、jobsコマンドを使用して現在実行中のバックグラウンドジョブを確認します。これにより、長時間実行されるタスクを裏で動かしながら、他の作業を続けられます。

出力をファイルにリダイレクト

$ long_running_command > output.log 2>&1 &
$ echo "コマンドがバックグラウンドで実行されています。出力はoutput.logに保存されます。"

👇出力結果

コマンドがバックグラウンドで実行されています。出力はoutput.logに保存されます。

この例では、長時間実行されるコマンドをバックグラウンドで実行し、その標準出力と標準エラー出力を'output.log'ファイルにリダイレクトします。これにより、バックグラウンドジョブの出力が画面に表示されることなく、ファイルに記録されます。

&に関するよくある質問

Q. バックグラウンドジョブの確認方法は？

A. jobs コマンドを使用して、現在実行中のバックグラウンドジョブのリストを表示できます。

Q. &を使うとコマンドの出力はどうなる？

A. 通常、バックグラウンドで実行されたコマンドの出力は画面に表示されます。出力を抑制したい場合は、リダイレクト（例：> /dev/null 2>&1）を使用します。

Q. バックグラウンドジョブを終了するには？

A. kill コマンドにジョブIDまたはプロセスIDを指定して、バックグラウンドジョブを終了できます。例：kill %1（ジョブID 1を終了）

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