()

カッコ（テキスト処理とシェル）

意味コマンドをグループ化

()とは？

()（カッコ）は、Linuxのシェルで複数のコマンドをグループ化するために使います。グループ化されたコマンドは、一つのユニットとして扱われ、順番に実行されます。また、カッコ内のコマンドは新しいサブシェルで実行されるため、親シェルの環境には影響を与えません。

()の具体的な使い方

サブシェルでのディレクトリ操作

$ (cd /tmp && echo '現在のディレクトリ:' && pwd) && echo '元のディレクトリ:' && pwd

👇出力結果

現在のディレクトリ:
/tmp
元のディレクトリ:
/home/user

この例では、サブシェルで/tmpディレクトリに移動し、そのディレクトリ名を表示します。その後、元のディレクトリ名を表示します。サブシェルでの操作は親シェルに影響を与えないため、カレントディレクトリは変更されません。

()に関するよくある質問

Q. ()の使い方は？

A. ()（カッコ）は、複数のコマンドをグループ化するために使います。グループ化されたコマンドは新しいサブシェルで実行され、順番に処理されます。親シェルの環境には影響を与えません。

Q. ()と{}の違いは？

A. ()はサブシェルでコマンドを実行するため、親シェルの環境に影響を与えません。一方、{}は現在のシェルでコマンドを実行するため、変数の変更などが親シェルに反映されます。

Q. ()を使うメリットは？

A. ()を使うメリットは、複数のコマンドを一つのユニットとして扱えること、サブシェルで実行されるため親シェルの環境を変更せずに済むことです。これにより、一時的な操作や特定の環境下でのコマンド実行が容易になります。

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