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Linux - システム情報表示

lscpu

エルエスシーピーユー(システムモニタリングとトラブルシューティング

意味 CPUの詳細情報を表示


lscpuとは?

lscpuは、システムのCPU(中央処理装置)に関する詳細な情報を表示するLinuxコマンドです。プロセッサの種類、コア数、スレッド数、キャッシュサイズなどの情報を見やすく整理して表示します。

lscpuの具体的な使い方

CPU情報の表示

$ lscpu

👇出力結果

Architecture:                    x86_64
CPU op-mode(s):                  32-bit, 64-bit
Byte Order:                      Little Endian
CPU(s):                          4
On-line CPU(s) list:             0-3
Thread(s) per core:              2
Core(s) per socket:              2
Socket(s):                       1
NUMA node(s):                    1
Vendor ID:                       GenuineIntel
CPU family:                      6
Model:                           142
Model name:                      Intel(R) Core(TM) i5-8250U CPU @ 1.60GHz
Stepping:                        10
CPU MHz:                         1800.000
CPU max MHz:                     3400.0000
CPU min MHz:                     400.0000
BogoMIPS:                        3600.00
Virtualization:                  VT-x
L1d cache:                       32K
L1i cache:                       32K
L2 cache:                        256K
L3 cache:                        6144K
NUMA node0 CPU(s):               0-3

このコマンドを実行すると、CPUのアーキテクチャ、動作モード、キャッシュサイズ、コア数などの詳細情報が表示されます。システム管理者やユーザーがハードウェア情報を確認する際に便利です。

特定の情報のみを表示

$ lscpu --parse=MODEL,CORE,SOCKET,THREAD

👇出力結果

# The following is the parsable format, which can be fed to other
# programs. Each different item in every column has an unique ID
# starting from zero.
# MODEL,CORE,SOCKET,THREAD
0,0,0,0
0,0,0,1
0,1,0,0
0,1,0,1

このコマンドは、CPUのモデル、コア、ソケット、スレッドの情報のみを表示します。--parseオプションを使用することで、必要な情報だけを抽出できます。

lscpuに関するよくある質問

Q. lscpuの主な用途は?
A. lscpuの主な用途は、システムのCPU情報を詳細に表示することです。これには、プロセッサの種類、コア数、スレッド数、キャッシュサイズ、動作周波数などが含まれます。システム管理者やユーザーがハードウェアの仕様を確認したり、性能分析を行ったりする際に役立ちます。
Q. lscpuとcatの違いは?
A. lscpuとcatは異なる目的で使用されます。lscpuはCPU情報を整理して表示するための専用コマンドです。一方、catは一般的なテキストファイルの内容を表示するコマンドです。CPUの情報を見る場合、catで/proc/cpuinfoを表示することもできますが、lscpuの方が情報が整理されていて読みやすいです。
Q. lscpuの出力を保存できる?
A. はい、lscpuの出力をファイルに保存することができます。リダイレクト演算子(>)を使用して、例えば「lscpu > cpu_info.txt」のように実行すると、出力がcpu_info.txtファイルに保存されます。これは、システム情報を記録したり、後で分析したりする際に便利です。

lscpuが学べる書籍の紹介

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