vmstat

ブイエムスタット（システムモニタリングとトラブルシューティング）

意味仮想メモリ統計を表示

vmstatとは？

vmstatは、システムの仮想メモリ統計情報を表示するLinuxコマンドです。プロセス、メモリ、ページング、ブロックI/O、トラップ、CPUアクティビティなどの情報をリアルタイムで提供します。

vmstatの具体的な使い方

仮想メモリ統計表示

$ vmstat 2 5

👇出力結果

procs -----------memory---------- ---swap-- -----io---- -system-- ------cpu-----
 r  b   swpd   free   buff  cache   si   so    bi    bo   in   cs us sy id wa st
 1  0      0 1882652 129004 2421340    0    0     0     1    1    2  1  0 99  0  0
 0  0      0 1882652 129004 2421340    0    0     0     0  101  167  1  0 99  0  0
 0  0      0 1882652 129004 2421340    0    0     0     0  100  164  0  0 100  0  0
 0  0      0 1882652 129004 2421340    0    0     0     0  102  169  1  0 99  0  0
 0  0      0 1882652 129004 2421340    0    0     0     0  100  166  0  0 100  0  0

このコマンドを実行すると、2秒間隔で5回、システムの仮想メモリ統計情報が表示されます。メモリ使用量、CPU使用率、ディスクI/O、スワップ使用量などの重要な情報を一目で確認できます。システムのパフォーマンスを監視する際に非常に役立ちます。

vmstatに関するよくある質問

Q. vmstatの出力は何を意味する？

A. vmstatの出力は、プロセス、メモリ、スワップ、I/O、システム、CPUの各セクションに分かれています。例えば、'free'列は利用可能な物理メモリ量、'us'列はユーザーモードでのCPU使用率を示します。各列の意味を理解することで、システムのパフォーマンスを詳細に分析できます。

Q. vmstatの更新間隔を変更できる？

A. はい、vmstatコマンドの第一引数で更新間隔（秒）を、第二引数で表示回数を指定できます。例えば、'vmstat 5 10'とすると、5秒間隔で10回表示されます。引数を省略すると、デフォルトで1回だけ表示されます。

Q. vmstatでスワップ使用量を確認？

A. vmstatの出力で'swpd'列がスワップ使用量を示します。また、'si'（スワップイン）と'so'（スワップアウト）列で、スワップの動作状況を確認できます。これらの値が高い場合、システムのメモリ不足の可能性があります。

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