netstat

ネットスタット（システムモニタリングとトラブルシューティング）

意味ネットワーク接続情報表示

netstatとは？

netstatは、システムのネットワーク接続、ルーティングテーブル、インターフェース統計などの情報を表示するLinuxコマンドです。アクティブな接続、リスニングポート、パケット統計などの詳細を提供します。

netstatの具体的な使い方

ネットワーク接続表示

$ netstat -tuln

👇出力結果

Active Internet connections (only servers)
Proto Recv-Q Send-Q Local Address           Foreign Address         State      
tcp        0      0 0.0.0.0:22              0.0.0.0:*               LISTEN     
tcp        0      0 127.0.0.1:631           0.0.0.0:*               LISTEN     
tcp6       0      0 :::22                   :::*                    LISTEN     
tcp6       0      0 ::1:631                 :::*                    LISTEN     
udp        0      0 0.0.0.0:68              0.0.0.0:*                          
udp        0      0 0.0.0.0:631             0.0.0.0:*                          
udp6       0      0 :::546                  :::*

このコマンドを実行すると、TCPとUDPの両方のリスニングソケット（-tu）が表示され、ポート番号は数値形式（-n）で、リスニング状態のソケットのみ（-l）が表示されます。これにより、システム上で現在開いているポートと、それらがどのサービスに関連しているかを確認できます。ネットワークの問題診断やセキュリティ監査に非常に有用です。

netstatに関するよくある質問

Q. netstatの-tulnオプションの意味は？

A. -tulnは複数のオプションを組み合わせたものです。-t はTCP、-u はUDP、-l はリスニング状態のソケットのみ、-n はポート番号を数値で表示することを意味します。これらを組み合わせることで、現在アクティブなネットワーク接続の詳細な情報を得ることができます。

Q. netstatの出力の各列は何を示す？

A. netstatの出力の列は、左から順にプロトコル、受信キューサイズ、送信キューサイズ、ローカルアドレス、外部アドレス、状態を示します。ローカルアドレスとポート番号は、自身のシステムのIPアドレスとポートを、外部アドレスは接続先のアドレスとポートを示します。

Q. netstatで特定のポートを確認？

A. 特定のポートを確認するには、grepコマンドと組み合わせて使用できます。例えば、'netstat -tuln | grep :80'とすると、80番ポート（HTTPの標準ポート）に関する情報のみを表示できます。これは、特定のサービスが正しく動作しているかを確認する際に便利です。

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