lsof
エルソフ(システムモニタリングとトラブルシューティング)
意味 開いているファイルの一覧表示
lsofとは?
lsofは「List Open Files」の略で、システム上で現在開いているファイルやネットワークソケットの情報を表示するコマンドです。プロセスが使用しているファイルやポートを確認する際に便利です。
lsofの具体的な使い方
プロセスのファイル確認例
$ lsof -p 1234
👇出力結果
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
python 1234 user cwd DIR 253,0 4096 123456 /home/user
python 1234 user txt REG 253,0 3897344 789012 /usr/bin/python3.9
python 1234 user 3u IPv4 54321 0t0 TCP localhost:8080 (LISTEN)
この例では、プロセスID 1234が開いているファイルの一覧を表示します。プロセスが使用しているファイルやポートを特定するのに役立ちます。
特定のポートを使用しているプロセスの確認
$ lsof -i :80
👇出力結果
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
nginx 2345 root 6u IPv4 65432 0t0 TCP *:http (LISTEN)
nginx 2346 www-data 6u IPv4 65432 0t0 TCP *:http (LISTEN)
この例では、ポート80を使用しているプロセスを表示します。ウェブサーバーなど、特定のポートを使用しているアプリケーションを特定するのに役立ちます。
特定のファイルを開いているプロセスの確認
$ lsof /var/log/syslog
👇出力結果
COMMAND PID USER FD TYPE DEVICE SIZE/OFF NODE NAME
rsyslogd 1234 root 7w REG 253,0 524288 123456 /var/log/syslog
この例では、/var/log/syslogファイルを開いているプロセスを表示します。ログファイルなど、特定のファイルを使用しているプロセスを特定するのに便利です。
lsofに関するよくある質問
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