route

ルート（ネットワーク）

意味ネットワークルーティングテーブル管理

routeとは？

routeコマンドは、Linuxシステムのネットワークルーティングテーブルを表示したり管理したりするためのツールです。データパケットの経路を制御し、ネットワーク通信の最適化に役立ちます。

routeの具体的な使い方

ルーティングテーブル表示

$ route -n

👇出力結果

Kernel IP routing table
Destination     Gateway         Genmask         Flags Metric Ref    Use Iface
0.0.0.0         192.168.1.1     0.0.0.0         UG    0      0        0 eth0
192.168.1.0     0.0.0.0         255.255.255.0   U     0      0        0 eth0

ネットワークのルーティングテーブルを数値形式で表示します。-nオプションにより、ホスト名やネットワーク名の代わりにIPアドレスが表示され、DNSルックアップが不要になるため高速に結果を得られます。

デフォルトゲートウェイの追加

$ sudo route add default gw 192.168.1.1

システムにデフォルトゲートウェイを追加します。これにより、ローカルネットワーク外への通信経路が設定されます。

特定のネットワークへのルート追加

$ sudo route add -net 10.0.0.0 netmask 255.255.255.0 gw 192.168.1.254

特定のネットワーク（この場合は10.0.0.0/24）への経路を追加します。このネットワーク宛のパケットは192.168.1.254のゲートウェイを経由して送信されます。

routeに関するよくある質問

Q. routeコマンドの主な用途は？

A. routeコマンドの主な用途は、システムのネットワークルーティングテーブルを表示し、管理することです。これにより、ネットワークパケットの経路を制御し、ネットワーク通信を最適化できます。

Q. -nオプションの意味は？

A. route -n の -nオプションは、ホスト名やネットワーク名の代わりにIPアドレスを数値形式で表示するためのものです。これにより、DNSルックアップが不要になり、結果をより高速に表示できます。

Q. デフォルトゲートウェイとは？

A. デフォルトゲートウェイは、ローカルネットワーク外の宛先に対するパケットを送信する際に使用される、ネットワーク上のデバイス（通常はルーター）のIPアドレスです。routeコマンドの出力で、Destination が 0.0.0.0 の行がデフォルトゲートウェイを示します。

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