rsync
アールシンク(ストレージと設備管理)
意味 ファイル同期ツール
rsyncとは?
rsyncは、Linuxで使用される高速なファイル同期・転送ツールです。ローカルやリモートの間でファイルやディレクトリを効率的に同期させることができます。変更された部分のみを転送するため、大量のデータを扱う際に特に便利です。
rsyncの具体的な使い方
ローカルディレクトリの同期
$ rsync -avz /home/user/documents/ /backup/documents/
👇出力結果
sending incremental file list
file1.txt
file2.txt
sent 1,234 bytes received 42 bytes 2,552.00 bytes/sec
total size is 10,000 speedup is 7.84
この例では、/home/user/documents/ ディレクトリの内容を /backup/documents/ に同期します。-a オプションはアーカイブモード、-v は詳細表示、-z は転送データの圧縮を意味します。
リモートサーバーとの同期
$ rsync -avz -e ssh /local/path/ user@remote:/remote/path/
👇出力結果
sending incremental file list
./
file1.txt
file2.txt
sent 2,468 bytes received 48 bytes 1,008.00 bytes/sec
total size is 20,000 speedup is 7.94
この例では、ローカルの /local/path/ ディレクトリの内容をリモートサーバーの /remote/path/ に安全に同期します。-e ssh オプションを使用してSSH経由で転送を行います。
特定のファイルを除外して同期
$ rsync -avz --exclude='*.log' --exclude='temp/' /source/ /destination/
この例では、/source/ ディレクトリの内容を /destination/ に同期しますが、.log ファイルと temp ディレクトリを除外します。--exclude オプションを使用して、特定のパターンに一致するファイルやディレクトリを除外できます。
rsyncに関するよくある質問
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