update-grub

アップデートグラブ（システム設定とブート）

意味ブート設定更新

update-grubとは？

update-grubは、LinuxのGRUB（GRand Unified Bootloader）の設定ファイルを更新するためのコマンドです。システムに新しいカーネルがインストールされたり、ブート設定が変更されたりした後に実行します。このコマンドは、現在のシステム構成に基づいてGRUBの設定を自動的に更新します。

update-grubの具体的な使い方

GRUB設定を更新する例

$ sudo update-grub

👇出力結果

Generating grub configuration file ...
Found linux image: /boot/vmlinuz-5.4.0-42-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.4.0-42-generic
Found linux image: /boot/vmlinuz-5.4.0-40-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.4.0-40-generic
done

このコマンドを実行すると、システムは現在のカーネルとブート設定を検出し、GRUB設定ファイル（通常は/boot/grub/grub.cfg）を更新します。これにより、次回システム起動時に新しい設定が反映されます。実行には管理者権限（sudo）が必要です。

GRUB設定ファイルの場所を指定して更新する例

$ sudo update-grub -o /boot/grub/custom_grub.cfg

👇出力結果

Generating grub configuration file ...
Found linux image: /boot/vmlinuz-5.4.0-42-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.4.0-42-generic
Found linux image: /boot/vmlinuz-5.4.0-40-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-5.4.0-40-generic
done

この例では、-oオプションを使用して、生成するGRUB設定ファイルの場所を指定しています。これにより、デフォルトの場所ではなく、指定した場所に新しい設定ファイルが生成されます。

update-grubに関するよくある質問

Q. update-grubはいつ使用すべき？

A. update-grubは、新しいカーネルがインストールされた後、/etc/default/grubファイルを編集した後、または他のブート関連の設定を変更した後に使用します。これにより、変更がGRUBの設定ファイルに反映されます。

Q. 手動でgrub.cfgを編集すべきか？

A. 通常、grub.cfgファイルを直接編集することは推奨されません。代わりに、/etc/default/grubファイルを編集し、その後update-grubを実行して変更を適用するのが安全な方法です。

Q. エラーが発生した場合どうする？

A. update-grubでエラーが発生した場合、/boot/grub/grub.cfgファイルのバックアップを作成し、エラーメッセージを確認します。多くの場合、/etc/default/grubファイルの設定ミスが原因です。問題を修正した後、再度update-grubを実行してください。

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