sysctl
シスクトル(システム設定とブート)
意味 カーネルパラメータの管理
sysctlとは?
sysctlは、Linuxカーネルの設定を動的に変更するためのコマンドです。システムの動作をリアルタイムで調整できる便利なツールです。
sysctlの具体的な使い方
IPフォワーディングを有効にする例
$ sudo sysctl -w net.ipv4.ip_forward=1
👇出力結果
net.ipv4.ip_forward = 1
この例では、IPフォワーディングを有効にしています。net.ipv4.ip_forwardパラメータを1に設定することで、システムがルーターのように動作し、ネットワークパケットを転送できるようになります。
swappiness値を確認する例
$ sysctl vm.swappiness
👇出力結果
vm.swappiness = 60
この例では、現在のvm.swappiness値を表示します。vm.swappinessはシステムがスワップを使用する頻度を制御するパラメータです。値が低いほど、システムはメモリを使い切るまでスワップを使用しません。
全てのカーネルパラメータを表示する例
$ sysctl -a
👇出力結果
dev.cdrom.autoclose = 1
dev.cdrom.autoeject = 0
dev.cdrom.check_media = 0
dev.cdrom.debug = 0
dev.cdrom.info = CD-ROM information, Id: cdrom.c 3.20 2003/12/17
...(出力は続きます)
この例では、システム上の全てのカーネルパラメータとその現在の値を表示します。出力は非常に長くなる可能性があるため、特定のパラメータを探す場合はgrepと組み合わせて使用すると便利です。
sysctlに関するよくある質問
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