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Linux - システム初期化

systemd

システムディー(システム設定とブート

意味 現代的なシステム管理ツール


systemdとは?

systemdは、多くの現代的なLinuxディストリビューションで使用される初期化システムです。従来のinitシステムに代わるもので、システムの起動、サービスの管理、ログの記録など、幅広いシステム管理タスクを担当します。並列処理によって起動を高速化し、依存関係の管理も改善しています。

systemdの具体的な使い方

サービス状態の確認と管理

$ systemctl status nginx

$ sudo systemctl stop nginx

$ systemctl status nginx

$ sudo systemctl start nginx

$ systemctl status nginx

👇出力結果

● nginx.service - A high performance web server and a reverse proxy server
   Loaded: loaded (/lib/systemd/system/nginx.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: active (running) since Mon 2023-05-01 13:45:67 UTC; 5s ago
     Docs: man:nginx(8)
  Process: 1234 ExecStartPre=/usr/sbin/nginx -t -q -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS)
  Process: 1235 ExecStart=/usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 1236 (nginx)
    Tasks: 2 (limit: 1137)
   CGroup: /system.slice/nginx.service
           ├─1236 nginx: master process /usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on;
           └─1237 nginx: worker process

● nginx.service - A high performance web server and a reverse proxy server
   Loaded: loaded (/lib/systemd/system/nginx.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: inactive (dead) since Mon 2023-05-01 13:46:78 UTC; 5s ago
     Docs: man:nginx(8)
  Process: 1234 ExecStartPre=/usr/sbin/nginx -t -q -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS)
  Process: 1235 ExecStart=/usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 1236 (code=exited, status=0/SUCCESS)

● nginx.service - A high performance web server and a reverse proxy server
   Loaded: loaded (/lib/systemd/system/nginx.service; enabled; vendor preset: enabled)
   Active: active (running) since Mon 2023-05-01 13:47:89 UTC; 5s ago
     Docs: man:nginx(8)
  Process: 1238 ExecStartPre=/usr/sbin/nginx -t -q -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS)
  Process: 1239 ExecStart=/usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on; (code=exited, status=0/SUCCESS)
 Main PID: 1240 (nginx)
    Tasks: 2 (limit: 1137)
   CGroup: /system.slice/nginx.service
           ├─1240 nginx: master process /usr/sbin/nginx -g daemon on; master_process on;
           └─1241 nginx: worker process

この例では、systemctlコマンドを使用してNginxサービスの状態を確認し、停止、再起動を行います。最初にサービスの状態を確認し、次にサービスを停止します。その後、再度状態を確認してサービスが停止していることを確認し、最後にサービスを起動して、再び状態を確認します。

systemdに関するよくある質問

Q. systemdの主な利点は?
A. systemdの主な利点には、1)並列処理による高速起動、2)依存関係の改善された管理、3)統一されたサービス管理インターフェース、4)ジャーナリング(ログ管理)機能、5)オンデマンドのサービス起動などがあります。
Q. systemctlの基本的なコマンドは?
A. 基本的なsystemctlコマンドには以下があります: - start: サービスを開始 - stop: サービスを停止 - restart: サービスを再起動 - status: サービスの状態を確認 - enable: ブート時に自動起動するよう設定 - disable: 自動起動を無効化
Q. systemdはすべてのLinuxで使用?
A. いいえ、すべてのLinuxディストリビューションがsystemdを採用しているわけではありません。多くの主要ディストリビューション(Ubuntu、Fedora、CentOSなど)で採用されていますが、Gentoo、Slackwareなど、従来のinitシステムを使用し続けているものもあります。

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