gcc

ジーシーシー（開発ツール）

意味 Cコンパイラ

gccとは？

gccは、GNU Compiler Collectionの略で、主にC言語のプログラムをコンパイルするためのツールです。ソースコードを機械語に変換し、実行可能なファイルを生成します。Linux環境で広く使用されており、無料で利用できるオープンソースのコンパイラです。

gccの具体的な使い方

Cプログラムのコンパイルと実行

$ cat << EOF > hello.c
#include <stdio.h>

int main() {
    printf("Hello, World!\n");
    return 0;
}
EOF

$ gcc hello.c -o hello
$ ./hello

👇出力結果

Hello, World!

この例では、まず簡単なHello Worldプログラムをhello.cファイルに作成し、gccを使用してコンパイルします。その後、生成された実行ファイルを実行します。

デバッグ情報を含むコンパイル

$ gcc -g hello.c -o hello_debug

-gオプションを使用してデバッグ情報を含めてコンパイルします。これにより、gdbなどのデバッガでプログラムをデバッグしやすくなります。

警告メッセージを全て表示

$ gcc -Wall hello.c -o hello

-Wallオプションを使用すると、コンパイル時に考えられる全ての警告メッセージを表示します。これは潜在的な問題を早期に発見するのに役立ちます。

gccに関するよくある質問

Q. gccとg++の違いは？

A. gccはC言語用のコンパイラで、g++はC++言語用のコンパイラです。g++はC++の標準ライブラリをリンクするなど、C++特有の処理を行います。

Q. gccのよく使うオプションは？

A. -Wall（全ての警告を表示）、-g（デバッグ情報を含める）、-O（最適化レベルを指定）などがよく使われます。

Q. gccでマルチファイルをコンパイル？

A. gcc file1.c file2.c -o output のように、複数のソースファイルを指定してコンパイルできます。

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