gdb

ジーディービー（開発ツール）

意味バグ発見・修正ツール

gdbとは？

gdbは、GNU Debuggerの略で、プログラムのバグを見つけて修正するためのツールです。プログラムの実行を一時停止したり、変数の値を確認したり、ステップ実行したりすることができます。主にC、C++、Fortranなどの言語で書かれたプログラムのデバッグに使用されます。

gdbの具体的な使い方

プログラムの基本的なデバッグ

$ gdb ./myprogram
(gdb) break main
(gdb) run
(gdb) next
(gdb) print variable_name
(gdb) continue
(gdb) quit

この例では、gdbを使用してmyprogramをデバッグします。main関数にブレークポイントを設定し、プログラムを実行し、ステップ実行し、変数の値を表示し、実行を続行して終了します。

バックトレースの表示

$ gdb ./myprogram
(gdb) run
Program received signal SIGSEGV, Segmentation fault.
(gdb) backtrace

プログラムがクラッシュした際に、backtraceコマンド（btでも可）を使用して関数呼び出しスタックを表示します。これは問題の原因を特定するのに役立ちます。

ウォッチポイントの設定

$ gdb ./myprogram
(gdb) watch my_variable
(gdb) run

watchコマンドを使用して特定の変数（この例ではmy_variable）の値が変更されたときにプログラムの実行を一時停止するウォッチポイントを設定します。

gdbに関するよくある質問

Q. gdbでブレークポイントを設定？

A. break 関数名または break ファイル名:行番号でブレークポイントを設定できます。

Q. gdbでステップ実行するには？

A. next コマンドで次の行へ、step コマンドで関数内部に入ります。

Q. gdbでバックトレースを表示？

A. bt コマンドを使用すると、現在の関数呼び出しスタックを表示できます。

Q. gdbでウォッチポイントを設定？

A. watch 変数名で変数の値が変更されたときに停止するウォッチポイントを設定できます。

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