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Linux - マニュアルページ

man

マン(ドキュメンテーションとヘルプ

意味 コマンドのマニュアル表示


manとは?

manは、Linuxシステムで使用されるコマンドのマニュアルページを表示するためのコマンドです。コマンドの使用方法、オプション、例などの詳細情報を提供します。

manの具体的な使い方

特定のセクションのマニュアルページ表示

$ man 2 write

👇出力結果

WRITE(2)                  Linux Programmer's Manual                 WRITE(2)

NAME
       write - write to a file descriptor

SYNOPSIS
       #include <unistd.h>

       ssize_t write(int fd, const void *buf, size_t count);

DESCRIPTION
       write() writes up to count bytes from the buffer pointed to by buf to
       the file referred to by the file descriptor fd.

       The number of bytes written may be less than count if, for example,
       there is insufficient space on the underlying physical medium, or the
       RLIMIT_FSIZE resource limit is encountered (see setrlimit(2)), or the
       call was interrupted by a signal handler after having written less than
       count bytes.  (See also pipe(7).)

       For a seekable file (i.e., one to which lseek(2) may be applied, for
       example, a regular file) writing takes place at the file offset, and
       the file offset is incremented by the number of bytes actually
       written.  If the file was open(2)ed with O_APPEND, the file offset is
       first set to the end of the file before writing.  The adjustment of
       the file offset and the write operation are performed as an atomic
       step.

       POSIX requires that a read(2) that can be proved to occur after a
       write() has returned will return the new data.  Note that not all file
       systems are POSIX conforming.

...

この例では、'write'システムコールのマニュアルページをセクション2(システムコール)から表示します。セクション番号を指定することで、同名の異なる項目がある場合に特定のマニュアルページを参照できます。

キーワード検索を使用したマニュアルページ表示

$ man -k directory

👇出力結果

basename (1)         - strip directory and suffix from filenames
basename (3)         - parse pathname components
chdir (2)            - change working directory
chroot (2)           - change root directory
dirent (3type)       - dirent structure
dirname (1)          - strip last component from file name
dirname (3)          - parse pathname components
getcwd (3)           - get current working directory
getwd (3)            - get current working directory (obsolete)
ls (1)               - list directory contents
mkdir (1)            - make directories
mkdir (2)            - create a directory
pwd (1)              - print name of current/working directory
rmdir (1)            - remove empty directories
rmdir (2)            - delete a directory

この例では、'directory'というキーワードに関連するすべてのマニュアルページを検索し、簡単な概要と共に表示します。これは、特定の機能に関連するコマンドやライブラリ関数を探す際に便利です。

manに関するよくある質問

Q. manコマンドとは何ですか?
A. manコマンドは、Linuxシステムで使用されるコマンドのマニュアルページを表示するためのツールです。コマンドの使用方法、オプション、例などの詳細情報を提供します。
Q. manページの操作方法は?
A. manページを開いた後、スペースキーで次のページに進み、'b'キーで前のページに戻ります。'/'キーで検索モードに入り、'q'キーでmanページを終了します。上下矢印キーでスクロールすることもできます。
Q. manコマンドのセクションとは?
A. manページはセクションに分かれており、数字で表されます。例えば、'man 1 ls'はユーザーコマンドのlsを、'man 2 open'はシステムコールのopenを表示します。主なセクションは、1(ユーザーコマンド)、2(システムコール)、3(ライブラリ関数)、5(ファイルフォーマット)、8(システム管理)などです。

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