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Linux - 情報検索

which

ウィッチ(ドキュメンテーションとヘルプ

意味 コマンドの場所を表示


whichとは?

whichは、指定されたコマンドの実行ファイルの場所(パス)を表示するLinuxコマンドです。システムの検索パス(PATH)内でコマンドを探し、最初に見つかった実行ファイルの完全なパスを返します。

whichの具体的な使い方

実行ファイルの場所確認

$ which python

👇出力結果

/usr/bin/python

指定したコマンド(この場合は'python')の実行ファイルの場所をPATH環境変数に基づいて検索し、最初に見つかった場所を表示します。

全ての場所を表示

$ which -a python

👇出力結果

/usr/bin/python
/usr/local/bin/python

'-a'オプションを使用して、PATH上にある指定したコマンド(この場合は'python')の全ての実行ファイルの場所を表示します。複数のバージョンや異なる場所にインストールされている場合に便利です。

複数のコマンドの場所を同時に確認

$ which ls cat grep

👇出力結果

/bin/ls
/bin/cat
/bin/grep

複数のコマンドの実行ファイルの場所を一度に確認します。各コマンドの場所が順番に表示されます。

エイリアスの確認

$ alias ll='ls -l'
$ which ll

👇出力結果

ll: aliased to ls -l

エイリアスとして定義されたコマンドに対してwhichを使用すると、そのエイリアスの定義が表示されます。これはエイリアスの内容を確認するのに役立ちます。

whichに関するよくある質問

Q. whichとwhereisの違いは?
A. whichはPATH環境変数に基づいて実行ファイルの場所を探すのに対し、whereisはより広範囲のシステム領域を検索し、マニュアルページやソースファイルの場所も表示します。
Q. whichが見つからない時は?
A. コマンドが見つからない場合、whichは何も出力せず、終了ステータス1を返します。これは、そのコマンドがPATH上に存在しないか、実行権限がない可能性を示します。
Q. whichはシェル組み込み?
A. 多くのシェル(bashなど)では、whichはシェル組み込みコマンドとして実装されています。ただし、/usr/bin/whichという外部コマンドも存在し、動作が若干異なる場合があります。

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