UNIQUE

ユニーク（データ型と制約）

意味重複を禁止する制約

UNIQUEとは？

UNIQUEは、指定されたカラムまたはカラムの組み合わせに重複した値を許可しない制約です。PRIMARY KEYと似ていますが、NULLを許可し、複数のUNIQUE制約を設定できる点が異なります。

UNIQUEの具体的な使い方

UNIQUE制約の例

CREATE TABLE employees (
  id INT PRIMARY KEY,
  email VARCHAR(50) UNIQUE
);

INSERT INTO employees (id, email) VALUES (1, '[email protected]');
INSERT INTO employees (id, email) VALUES (2, '[email protected]');

-- 重複するメールアドレスを挿入しようとするとエラーが発生
INSERT INTO employees (id, email) VALUES (3, '[email protected]');

SELECT * FROM employees;

👇出力結果

Error Code: 1062. Duplicate entry '[email protected]' for key 'email'

id | email
1  | [email protected]
2  | [email protected]

この例では、employeesテーブルを作成し、emailカラムにUNIQUE制約を設定しています。これにより、各従業員のメールアドレスが重複しないことが保証されます。重複するメールアドレスを挿入しようとするとエラーが発生します。

UNIQUEに関するよくある質問

Q. UNIQUEとPRIMARY KEYの違いは？

A. UNIQUEとPRIMARY KEYは両方とも一意性を保証しますが、主な違いは以下の通りです：1) PRIMARY KEYは1つのテーブルに1つだけ設定できますが、UNIQUEは複数設定できます。2) PRIMARY KEYは自動的にNOT NULL制約が付きますが、UNIQUEはNULL値を許可します。3) PRIMARY KEYは通常、レコードを一意に識別するために使用されますが、UNIQUEは重複を防ぐために使用されます。

Q. UNIQUE制約でNULLは許可される？

A. はい、UNIQUE制約はNULL値を許可します。複数のNULL値を持つことも可能です。これは、NULL値は「不明」または「適用不可能」を意味し、互いに等しくないと見なされるためです。ただし、NOT NULL制約と組み合わせることで、NULL値を禁止することができます。

Q. 複合UNIQUE制約とは何ですか？

A. 複合UNIQUE制約は、2つ以上のカラムの組み合わせに対して一意性を保証する制約です。例えば、(first_name, last_name)の組み合わせをUNIQUEに設定することで、同じ名前の組み合わせを持つ複数のレコードが存在しないことを保証できます。これは、個々のカラムには重複が許可されますが、組み合わせとしては一意であることを要求します。

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