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Ruby - ループ

redo

リドゥー(制御構造と繰り返し

意味 ループを現在位置から再開


redoとは?

redoは、ループ内で使用され、現在の繰り返しをやり直す命令です。redoが実行されると、ループの条件チェックを行わずに、現在の繰り返しの最初から処理を再開します。

redoの具体的な使い方

入力の再試行例

puts "1から5までの数字を入力してください。"

attempts = 0

loop do
  print "数字を入力: "
  input = gets.chomp.to_i
  
  if input.between?(1, 5)
    puts "正しい入力です: #{input}"
    break
  else
    attempts += 1
    puts "エラー: 1から5までの数字を入力してください。"
    if attempts < 3
      puts "もう一度試してください。"
      redo
    else
      puts "試行回数の上限に達しました。"
      break
    end
  end
end

puts "プログラム終了"

👇出力結果

1から5までの数字を入力してください。
数字を入力: 7
エラー: 1から5までの数字を入力してください。
もう一度試してください。
数字を入力: 3
正しい入力です: 3
プログラム終了

この例では、ユーザーに1から5までの数字を入力してもらいます。不正な入力の場合、redoを使用して入力をやり直させます。ただし、試行回数が3回を超えた場合はループを終了します。

条件が満たされるまで処理を繰り返す例

require 'securerandom'

put_count = 0
max_attempts = 5

loop do
  random_num = SecureRandom.random_number(10)
  put_count += 1
  
  puts "生成された乱数: #{random_num}"
  
  if random_num.even?
    puts "偶数が生成されました。ループを終了します。"
    break
  else
    if put_count < max_attempts
      puts "奇数のため、もう一度生成します。"
      redo
    else
      puts "最大試行回数に達しました。"
      break
    end
  end
end

puts "プログラム終了"

👇出力結果

生成された乱数: 3
奇数のため、もう一度生成します。
生成された乱数: 8
偶数が生成されました。ループを終了します。
プログラム終了

この例では、0から9までのランダムな数を生成し、偶数が出るまで処理を繰り返します。奇数が生成された場合はredoを使用して再試行します。ただし、最大試行回数(5回)を超えた場合はループを終了します。

redoに関するよくある質問

Q. redoとnextの違いは?
A. redoは現在の繰り返しを最初からやり直しますが、nextは次の繰り返しに進みます。redoは同じ繰り返しを再実行し、nextは次の繰り返しに移ります。
Q. redoは無限ループになる?
A. 条件を適切に設定しないと無限ループになる可能性があります。redoを使用する際は、ループを抜け出す条件を必ず設定してください。
Q. redoはどんな時に使う?
A. 入力の再試行や、特定の条件が満たされるまで同じ処理を繰り返したい場合などに使用します。ただし、使用頻度は比較的低く、多用は避けるべきです。

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