__init__
イニット(関数とクラス)
意味 クラスの初期設定
__init__とは?
クラスを定義する際に、最初に実行される特殊なメソッド。クラスからオブジェクト(実体)を作成する際に、そのオブジェクトの初期状態を設定するために使用されます。例えば、名前や年齢などの属性を持つ「人」クラスを作る場合、`__init__`メソッドでそれぞれの属性の初期値を設定します。
__init__の具体的な使い方
クラス初期化の基本例
class Car:
def __init__(self, brand, model, year):
self.brand = brand
self.model = model
self.year = year
my_car = Car('Toyota', 'Corolla', 2022)
print(f'私の車は{my_car.year}年式の{my_car.brand} {my_car.model}です。')
👇出力結果
私の車は2022年式のToyota Corollaです。
Carクラスを定義し、__init__メソッドでブランド、モデル、製造年の属性を設定しています。my_carオブジェクトを作成する際に、これらの情報を渡すことで、オブジェクトの初期状態が設定されます。
デフォルト値を持つ__init__メソッド
class Rectangle:
def __init__(self, width=1, height=1):
self.width = width
self.height = height
def area(self):
return self.width * self.height
rect1 = Rectangle()
rect2 = Rectangle(5, 3)
print(f'rect1の面積: {rect1.area()}')
print(f'rect2の面積: {rect2.area()}')
👇出力結果
rect1の面積: 1
rect2の面積: 15
Rectangleクラスを定義し、__init__メソッドで幅と高さの属性にデフォルト値を設定しています。引数を指定せずにオブジェクトを作成すると、デフォルト値が使用されます。また、areaメソッドで長方形の面積を計算しています。
__init__に関するよくある質問
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