>>
シフト(演算子)
意味 ビット右シフト
>>とは?
ビット演算子の一つで、数値を2進数として見て、指定した桁数だけ右にビットをずらします。空いたビットには符号ビットが埋められます。
>>の具体的な使い方
ビット右シフトの基本例
# ビット右シフトの基本例
a = 10 # 2進数で1010
result = a >> 2
print(f'{a} >> 2 = {result}')
# 2進数表記で確認
print(f'{a} の2進数表記: {bin(a)}')
print(f'{result} の2進数表記: {bin(result)}')
👇出力結果
10 >> 2 = 2
10 の2進数表記: 0b1010
2 の2進数表記: 0b10
変数aに10を代入し、ビット右シフト演算子(>>)を使って2ビット右にシフトしています。aを2進数で見ると1010です。これを2ビット右にシフトすると0010になり、10進数で2に相当します。
ビット右シフトを使った高速な除算
# 2の累乗での高速な切り捨て除算
base = 64
for i in range(4):
result = base >> i
print(f'{base} // 2^{i} = {base} >> {i} = {result}')
# 負の数の右シフト
negative = -64
result = negative >> 2
print(f'負の数のシフト: {negative} >> 2 = {result}')
👇出力結果
64 // 2^0 = 64 >> 0 = 64
64 // 2^1 = 64 >> 1 = 32
64 // 2^2 = 64 >> 2 = 16
64 // 2^3 = 64 >> 3 = 8
負の数のシフト: -64 >> 2 = -16
ビット右シフトは2の累乗での切り捨て除算を高速に行えます。この例では、64を2^0から2^3で割った結果を、右シフト演算子を使って計算しています。また、負の数の右シフトの動作も確認しています。
>>に関するよくある質問
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